fc2ブログ

プロフィール

盛岡地区ケアマネ会長

Author:盛岡地区ケアマネ会長
盛岡地区介護支援専門員協議会ブログへようこそ。
様々な研修会情報や介護保険制度改正情報などをアップしていきたいと思いますので、定期的にのぞいてみてください!

最新記事

最新コメント

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

瞬間視力でドン

RSS

【介護報酬改定】居宅介護支援や訪問介護でのLIFE活用、審議会で慎重論 現場の負担などに懸念の声

介護に関するニュース情報です。(情報提供元:介護ニュースJOINT)

 厚生労働省は8月30日、来年4月の介護報酬改定に向けた協議を重ねている審議会でLIFEが俎上にあがった。
 LIFEを活かした科学的介護を更に推進していく方策とあわせて、対象サービスを居宅介護支援や訪問介護、訪問看護などにも広げることの是非を論点として提示。委員からは施策の方向性に賛同する声があがったが、時期尚早ではないかといった慎重論も相次いだ。

◆ 前回改定からの検討テーマ
 LIFEの本格稼働が始まったのは2021年度。その年の介護報酬改定では、現場に取り組みを促すインセンティブが特養や老健、グループホーム、小規模多機能、通所介護など多くのサービスに導入された。
 一方、居宅介護支援や訪問介護、訪問看護などは異なる取り扱いとなった。
 厚労省はこれらを対象外としつつ、当時の報告書にLIFEの活用を「今後検討していくべき」と明記。以後、調査・研究やモデル事業などを進めてきた経緯がある。来年度の改定で他のサービスのように、データの収集・提供・活用などを要件に含む加算が作られるかどうかが焦点の1つだ。

◆「まだまだ課題が多い」
 厚労省は今回の審議会で、調査・研究やモデル事業などの成果を報告。現場からの前向きな反応として、「統一指標による定期的な評価によってケアの質が担保される」「評価の習慣が定着する」などが得られたとした。
 他方、「データ入力の時間の確保が難しい」「使いこなすには職員の教育も必要」「身長、体重、栄養など共通的な情報は他事業所から連携して欲しい」などの意見もあったと説明。そのうえで、「更なる検討が必要」との認識を示した。

 会合では複数の委員が、対応を急ぐべきではないとクギを刺した。
 全国老人保健施設協会の東憲太郎会長は、「LIFEが導入されているサービスの現場では、データ入力が大きな負担になっている。フィードバックも十分に行われているとは言えない。現時点で対象サービスを広げることには反対」と主張。日本医師会の江澤和彦常任理事は、「小規模事業所への支援も必要ではないか。現状を踏まえると入力データの精緻化やフィードバックなどまだまだ課題が多く、対象サービスの追加は慎重に判断すべき」と促した。

 このほか、LIFEの活用を積極的に進めていくべきという立場の委員もいた。今後、厚労省は年末にかけて更に議論を深める方針。具体策は秋にも提示される見通しだ。

 詳細な資料は、厚生労働省HP 社会保障審議会介護給付費分科会ページをご確認ください。

   第222回社会保障審議会介護給付費分科会資料
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す